「免疫力が上がる」とうたい、国から承認を受けていない医薬品を芦屋市の女性に販売したとして、兵庫県警は医薬品販売会社社長の男を逮捕しました。
医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたのは、茨城県に住む医薬品販売会社社長の男(47)です。
警察によりますと男は去年12月、芦屋市に住む50代の女性に「免疫力が上がる」とうたい、国の承認を受けていない医薬品「スーパープラセンタ」の小瓶10本を15万円で販売するなどした疑いが持たれています。
販売した「スーパープラセンタ」は、人の胎盤に由来する成分でできていて、男は茨城県の産婦人科医から「研究目的」として胎盤を入手。自ら滅菌処理などをし、精製していました。
警察の調べに対し男は「弁護士と相談させてほしい」と認否を留保しているということです。
警察は男がこのほかにも「スーパープラセンタ」を販売していた疑いがあるとみて捜査を進めています。