■阪神 4-5 中日/8月14日
阪神はロハス・ジュニアの3ランで追い付いたが、守護神・岩崎の暴投で中日に勝ち越された。
阪神は6連敗。借金は「3」となり、4位に後退した。
■3イニング続けて併殺
先制点がほしい阪神。しかし中日先発の左腕橋本に、初回、2回、3回と、いずれも右バッターがダブルプレーに打ち取られた。
8月14日のサンテレビ ボックス席は、福本豊氏と中田良弘氏のダブル解説でお送りした。
中田氏 「(橋本の)1回から3回までのゲッツーは、みんな低めのゾーンの変化球なんですね」
湯浅アナ「それを引っ掛けて内野ゴロですね、右バッターが」
■何かが起こる
中日に2点を先制され、阪神0-2で迎えた5回表。阪神のショート山本が、この日チーム3個目のエラーを犯した。
中日は一死1塁で1番岡林が打席に。
福本氏 「ここ何かありますよ」
岡林はヒットで続き、2番後藤の2塁打で中日が2点を加えた。
中田氏 「今の一打は痛いですよね…」
■起死回生の1発
0-4とされたその裏、阪神は一死満塁から山本の犠牲フライで1点を返した。
さらにランナー1、2塁で、打席には3番ロハス・ジュニア(打率 .235 ホームラン6本)。
湯浅アナ 「(前の打席で)ヒット、きのうも2安打。率は8月に入ってから残しているんですが…」
福本氏 「あんまり印象ないですよ。目立たない。ええとこで打ってよ、というね」
その直後、橋本の低めの変化球をすくい上げると、打球はレフトスタンドへ。
福本氏 「行った、行った、行った、行った…」
湯浅アナ 「いい所で打ちましたよ!福本さんの言葉が届いたんじゃないですか」
■「走らんかい」
4-4の8回、阪神は代走の植田を1塁に置いて、4番佐藤輝が打席に。投球2球のあと、
福本氏 「走らないね」
中継カメラは、似顔絵の福本氏が”走らんかい‼︎”と叱咤する応援タオルを映した。
福本氏 「そうですよ、そうですよ」
直後に植田は2盗を成功させた。
■悪夢の幕切れ
9回、中日は一死1、3塁からスクイズを仕掛けると、岩崎の投球が高く外れ、3塁ランナーが生還した(記録は重盗)。
中田氏 「今ね、(岩崎は)投げる瞬間、頭が少し下がってましたね。だから(スクイズを外したのではなく)抜けたボールだと思いますね」
結局、この1点が決勝点となった。
試合後、ベンチでうなだれる岩崎をカメラが捕らえた。
湯浅アナ 「かつてこれほど悔しそうな岩崎優を見たことがあったでしょうか」
■「勉強」の井上
3年目の井上広大(こうた)(履正社高 ドラフト2位)が今季初めて1軍に昇格し、いきなり7番ライトで先発した。
第1打席は、見逃し→空振り→空振りで3球三振。
福本氏「スイングは良いが、タイミングが遅いね」
第2打席は見逃し三振。
第3打席はピッチャーライナー。
第4打席はライトへのファールフライに終わった。
福本氏 「タイミングが遅い。合ってない。こらもう、勉強ですよ」
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次回のサンテレビ ボックス席は、8月23日の阪神×DeNA戦を京セラドーム大阪から生中継する。
(浮田信明)