世界文化遺産の国宝姫路城では、「乾小天守(いぬいこてんしゅ)」など、普段は見ることができない5つのエリアが期間限定で特別公開されています。
この特別公開は、兵庫県やJRなどが来年夏に展開する観光事業「兵庫デスティネーションキャンペーン」のプレイベントとして実施されています。
姫路城は大天守と3つの小天守がつながった「連立式天守」が特徴ですが、今回、特別公開されたのは、大天守の周囲にある乾小天守と東小天守、各天守をつなぐイ、ロ、ハの渡櫓の5か所で、いずれも普段は非公開です。
中でも、乾小天守の最上階は、窓に格子が無いことから、大天守を間近に見上げられるとともに、連立式天守の全容を確認することができます。 また、去年公開の映画「燃えよ剣」の撮影にも使われたロの渡櫓は、全長およそ29メートルと、日本に現存する渡櫓の中では最大級の規模です。
姫路城の非公開エリアの特別公開は8月31日まで行われます。