兵庫大会の決勝戦が先ほど行われ、連覇に挑む神戸国際大付属と、初優勝を狙う社が白熱した試合を繰り広げました。
試合は序盤から動きます。
2回表、社が1アウト2塁のチャンスを作ると、7番芝本。
タイムリースリーベースで社が先制に成功します。
3回、神戸国際の青木監督が動きます。
2アウト2塁のピンチを背負ったところでピッチャー楠本に代えて背番号1番・中辻をマウンドに上げます。
中辻が、社の4番笠井をファーストゴロに打ち取り、ピンチを脱すると、その裏、神戸国際が反撃開始。
2アウト1塁3塁の場面を作り、3番久保。
レフト前に落ちるヒットで、同点に追いつきます。
その後1点を取り合い、同点のまま迎えた9回裏。
1アウトから、神戸国際の8番武川が執念のヘッドスライディングで、出塁します。
その後、送りバントなどで、2アウト1塁2塁とし、一打サヨナラの場面。
ここで、社は、ここまでマウンドを守ってきた堀田から、エース芝本にピッチャーを交代します。
運命の一球…。
ここで芝本がセカンドにけん制。タッチアウト!
試合は延長戦に突入します。
延長12回裏、またしても神戸国際にサヨナラのチャンス。
社のピッチャー芝本を攻め込んで、2アウト1塁3塁とすると、3番、先ほどタイムリーの久保。
打球はファースト勝股のグラブをはじきますが、ベースカバーが間に合い、アウト。
試合は、ノーアウト1塁2塁から攻撃が始まるタイブレークに突入します。
3対3となって迎えた14回、社の攻撃。
送りバントで1アウト2塁3塁とすると、頼れる男、3番福谷。
勝ち越し2点タイムリーヒット。
さらに1点を追加し、神戸国際を大きく突き放します。
その裏、神戸国際。
2アウト1塁2塁とし、1番山里。
セカンドフライで3アウト。延長14回に及ぶ激戦を、社が制し、
夏の甲子園初出場を掴み取りました。
初優勝を果たした社は、来月3日に組み合わせ抽選を行い、6日から始まる全国高校野球選手権大会に挑みます。