姫路市の老舗マッチメーカーが、日本で唯一続けてきた紙製のマッチ「ブックマッチ」の生産を終了しました。
「ブックマッチ」の生産を国内で唯一続けてきたのは、姫路市の老舗メーカー・日東社です。
ブックマッチは紙製で、ラベルの面を本のように開いて使うことからこの名があります。
かつては広告用として喫茶店やバーなどに置かれていましたが、喫煙率の低下や飲食店での喫煙が原則禁止になったことなどから、需要が激減。日東社は生産の終了を決定し、5月末にSNSで発表していました。
7月21日。ブックマッチの製造ラインが稼働する最後の日です。その様子を記録しようと、マスメディアだけでなく、業界団体の「日本燐寸(マッチ)工業会」からも撮影に訪れていました。
生産終了の発表以来、ブックマッチを懐かしみ個人的に買いたいという要望も寄せられていて、日東社では、クラウドファンディングを活用して限定のブックマッチを作ることを検討しているということです。