横浜市が設置する医療相談窓口の指定管理を巡り、便宜を図った見返りに業者から現金約142万円などを受け取ったとして、兵庫県警と神奈川県警の合同捜査本部は7月25日、横浜市の救急医療技官の男を逮捕しました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、横浜市医療局の救急医療技官で横浜市立大学助教の六車崇容疑者(50)です。
警察によりますと六車容疑者は2019年、横浜市が設置する医療相談ダイヤルを巡り、大阪市の人材派遣会社「エールスタッフ」に便宜を図った見返りに、現金約142万円を受け取ったほか、「エールスタッフ」が法人として契約していたクレジットカードとETCカードで、合わせて46万円相当の有料道路の利用や物品の購入などをしていた疑いが持たれています。
また、警察は贈賄の疑いで「エールスタッフ」の社長、北瀬真之亮容疑者(48)を逮捕しています。 別の事件の捜査の中で兵庫県警が情報を入手し、神奈川県警と合同で調べを進めていたということです。 警察は六車容疑者と北瀬容疑者の認否を明らかにしていません。