2015年に兵庫県南あわじ市で見つかった「松帆銅鐸」を集めた展示会が地元の美術館で開かれています。
出土した7点すべてがそろって公開されるのは初めてだということです。
弥生時代の青銅祭器「松帆銅鐸」は2015年に南あわじ市で出土し、7点すべての銅鐸の内部からは「舌(ぜつ)」と呼ばれる音を鳴らすための棒も見つかり、大きな注目を集めました。
地元の美術館では、奈良県の研究所で調査を終えた銅鐸から順に展示していましたが、今回、新たに3点が返還され、初めて7点すべてがそろいました。
会場では、7点の銅鐸が一つのケース内に並べられ、大きさや文様の違いが分かるほか発見場所となった工場の砂山や土砂を取り除く作業風景などの写真も展示されています。
この展示会は南あわじ市の滝川記念美術館「玉青館」で9月11日まで開かれています。