「幻の」三木飛行場 特攻隊員らの遺書から学ぶ戦争の記録

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太平洋戦争末期につくられ多くの若者が特攻隊の訓練を受けた旧陸軍の三木飛行場について学ぶ企画展が7月16日から開かれています。

二十歳に満たない青年たちの写真や出撃を前に遺した遺書が展示されています。

みき歴史資料館ではかつての三木飛行場について多くの人に知ってもらおうと、「三木飛行場を記録する会」の協力を得て今回の展示を企画しました。

三木飛行場は太平洋戦争が終盤に差し掛かった頃、戦況を打開しようと旧陸軍が建設したもので特攻隊として戦地に赴く多くの若者が訓練を受けました。
2000メートルほどの滑走路が3本あったという三木飛行場ですが、運用は1年にも満たず終戦後には農業地となり現在はその面影がないことから「幻の飛行場」とも呼ばれています。

学芸員の金松誠さんは「戦争を経験 見聞きしていない方に見ていただいて三木という身近なところでも戦争に結びついたものが、飛行場があったということを知っていただきたいと思う」と話していました。

みき歴史資料館で開かれている企画展「三木飛行場の記録」は9月25日まで開かれています。

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