兵庫県知事「第7波に入った」 一人一人の感染対策強化を呼び掛け

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兵庫県の斎藤知事は14日、新型コロナウイルスの新規感染者が急増している状況を踏まえ、「改めて感染対策を徹底してほしい」と注意を呼び掛けました。

斎藤知事は感染が再拡大している県内の状況について「第7波に入った」との認識を示した上で、15日に開く対策本部会議で協議し、「夏休みやお盆を前に県民にメッセージを発信する」と述べました。

一方、感染源の多くが家庭や職場であることから飲食店に対する営業時間の短縮要請などの行動制限には消極的な考えを示しました。

【兵庫県 斎藤元彦知事】
県民の皆さん一人一人がいろんな場面で感染しないような行動をしてほしい。我々は第1波から6波を経験していますからそれを踏まえて冷静に受け止めて、日々感染しないような行動をこれからもしっかりしていく。

また、県はワクチンの大規模接種会場について西宮会場は借り上げの期限となる8月末で一旦終了し、姫路会場での接種を9月26日まで延長すると発表。

7月17日からは予約なしで大規模接種会場に来た人へのワクチン接種を再開するほか、19日からは副反応が少ないとされるノババックス製のワクチンの予約を受け付けるということです。

一方、神戸市の久元市長は、今週に入って市内の新規感染者が1000人を超えている状況を受け、「緊張感をもって対応していく」などと述べました。

【神戸市 久元喜造市長】
感染が明らかに拡大している。第7波に突入している。これまで第6波の経験が私たちの行政の内部にも蓄積されているので、試行錯誤をしてきた中で目の前の現実に対して第6波で得た知識を総動員してスピーディーに緊張感をもってやっていきたい。

また、神戸市は重症化しやすい高齢者などへの感染を防ぐため、市内の全ての高齢者・障害者施設で働く職員に対する検査をこれまでの週1回から週2回に増やすなどし、対策を強化すると発表しています。

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