ヘドロ浄化する能力で海をきれいに 児童が福良港にナマコを放流

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兵庫県南あわじ市では、豊かな海を再生しようと、地元の小学生が、ヘドロを浄化する能力があるナマコを福良港に放流しました。

この催しは、豊かな海の大切さを子どもたちに伝えようと南あわじ市が企画したもので、11月に明石市で開催される「全国豊かな海づくり大会」の関連行事です。

福良小学校では6年生を対象に出前授業が行われ、児童らは地元で取れる魚の種類や、海底のヘドロを食べて成長するナマコの生態などを学びました。

その後、児童らは福良港に移動し、小さなバケツに分けられたわずか1センチほどの大きさのナマコの子ども、合わせておよそ600匹を一斉に海へと放流しました。

児童は「ナマコは思ったよりもヌルヌルしていた。ヘドロが無くなると良いと思う」「ナマコを放流すればヘドロが無くなるとは知らなかった」などと話していました。
南あわじ市では12日、福良港を含む4つの港でナマコのこども合わせて2万匹が放流されたということです。

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