自民党の安倍元総理が銃撃され死亡した事件から一夜明けた7月9日、現場となった奈良市の駅前には多くの人が献花に訪れています。

事件現場となった奈良市の近鉄・大和西大寺駅前には9日も朝から多くの人が献花に訪れました。

献花に訪れた人はー
「本当にびっくりしました、ただただショックです。感謝をお伝えしたくて来させていただきました」

「立派な人やと思います、本当に惜しい、悔しい」

「1人の人の思いでこんなことになっていいのかと思います、どんな思いで彼（容疑者）がしたか分かりませんけど、国の損失です」

この事件は7月8日午前11時半ごろ、奈良市西大寺東町の路上で街頭演説をしていた自民党の安倍元総理が銃で打たれ死亡したもので、警察は奈良市に住む元海上自衛隊員の山上徹也容疑者（41）を現行犯逮捕し、殺人容疑に切り替えて捜査しています。

9日午前6時ごろ安倍元総理の遺体を乗せた車が奈良県立医科大学病院を出発し、後部座席に乗った妻の昭恵さんは病院を後にする際に頭を下げていました。

捜査関係者によりますと山上容疑者は当初は宗教団体の幹部を襲撃しようとしていたという内容の供述をし、安倍元総理に対する殺意も認めているということです。

警察は事件の全容解明に向け捜査を進めています。