特別支援学校での女子生徒の事故受け改善策公表 三木市

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2020年に兵庫県三木市の特別支援学校で、人工呼吸器をつけた女子生徒が意識不明の重体となった事故を受け、市の教育委員会は6日、「医療的ケアの体制を強化する」などとした改善策を公表しました。

2020年12月、市立三木特別支援学校で、人工呼吸器を装着していた当時中学3年生の女子生徒に、学校の看護員らが痰を取るための吸引処置を行ったところ心肺停止状態となる事故がありました。

調査委員会は2022年5月に、「保護者と学校側、そして主治医との間で、情報を共有する仕組みを作ることが必要」などとする報告書をまとめています。

市の教育委員会は6日、人工呼吸器や痰の吸引など日常的なケアを必要とする子どもへの対応をまとめた改善策を公表。

「学校の看護員が医療的ケアについての研修を実施する」ことの他、「個別のマニュアルの見直しを行う」などとしています。

市の教育委員会は、「体制の強化を図ると共に、医療的ケアが必要な子どもの受け入れ体制について万全を期していきたい」としています。

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