地域医療に貢献する若い医師をたたえる「やぶ医者大賞」の受賞者が、兵庫県養父市で発表されました。
「やぶ医者」は腕の悪い医者を意味しますが、元々は逆の意味だったことから、8年前、優れた医師をたたえる「やぶ医者大賞」が作られました。
25日、最終審査が行われ、兵庫県から初の受賞を果たした見坂恒明さん(47)と、広島県の次田展之さん(49)の2人が大賞に選ばれました。
兵庫県立丹波医療センターに勤める見坂さんは、若手医師の教育に力を入れ、地域の医療課題の解決に貢献していることが評価されました。
一方、次田さんは、広島県尾道市にある離島「百島」で診療所を開設。 近隣の島へも船やヘリコプターを使って訪問診療を行うなど、新たな地域医療のモデルを実践しています。
授賞式は9月に開かれる予定です。