兵庫県上郡町と赤穂市の境に建設が計画されている産業廃棄物最終処分場について賛否を問う上郡町の住民投票が22日、告示されました。

住民投票が告示された上郡町役場では、住民らに投票を呼び掛ける啓発グッズが配布されています。

住民投票で建設の賛否が問われているのは、上郡町と赤穂市にまたがる山林に計画されている産業廃棄物の最終処分場です。

上郡町では2021年9月、住民投票を行うための条例が可決されていて、有権者は町内に住む18歳以上のおよそ1万2000人で、投票率が50％に満たない場合は成立しません。

かねてから建設反対を訴えていた上郡町の梅田修作町長は、国政選挙と同じ投票日になったことについて「より多くの人に自分のこととして捉え投票してほしい」と話しました。

県内での住民投票は市名変更の是非が問われた丹波篠山市以来4年ぶりで、投開票は参議院選挙と同じ7月10日に行われます。