兵庫県は、土地の使用料の支払いが滞っているとして淡路市の商業施設を強制的に撤去する行政代執行に着手しました。
行政代執行に基づく撤去作業が行われたのは、淡路市の津名港にある鉄筋2階建ての商業施設です。
兵庫県によりますと、この施設は市内の企業が県から土地の使用の許可を受け建設しましたが、2014年から土地の使用料およそ1200万円が未払いになっているということです。施設では今も釣り具や雑貨の店舗が営業を続けています。
県はおととし、企業に対し土地の使用を取り消し、去年12月に撤去を求めましたが、その後も撤去の見込みがないことから今回の代執行に踏み切りました。
撤去にかかる費用およそ6000万円は建物を所有する企業に請求するということで、作業は来年2月ごろまで続く見込みです。