予期せぬ妊娠や出産などに悩む女性を受け入れる神戸市の施設の代表が斎藤知事と面談し、さらなる支援制度の充実を訴えました。
斎藤知事の元を訪れたのは、さまざまな理由で出産時にパートナーや、親を頼ることができない女性を支援する団体「小さないのちのドア」の永原郁子代表らです。
2018年に開設された神戸市北区の「小さないのちのドア」は、24時間の相談にあたるなどし、6月からは、兵庫県からの委託を受け、女性の就労や自立をサポートしています。
面談で永原代表は、頼る人がいない親子を一時的に受け入れる「ホストファミリー」制度の創設など、女性が孤立しない社会づくりの必要性を訴えました。
【永原郁子代表】
「頼る人がいないというのがキーワードの方々。出産されて赤ちゃんを抱いて一人で孤立しないように社会が見守っていく体制をつくりたい」
このほか、永原代表は、妊娠に関する相談が高校生から多く寄せられていることから、若い世代への性教育の充実も必要だと述べました。