神戸空襲の犠牲者を追悼する慰霊碑に6月5日、新たに40人の名前が追加され、遺族らが鎮魂の祈りを捧げました。
神戸市中央区の大倉山公園では、新たに判明した神戸空襲の犠牲者の名前を刻む式典が営まれ、「神戸空襲を記録する会」の会員や遺族らおよそ50人が参列しました。
神戸では、1945年2月から8月にかけ度重なる空襲があり市街地の8割が焼失、およそ8000人が亡くなったと推定されています。
5日の式典では新たに判明した40人の犠牲者の名前が慰霊碑に追加されました。これで刻まれた犠牲者の名前は2231人となりました。
参列した遺族は家族の名前を手で触れながら平和への思いを噛みしめていました。 「神戸空襲を記録する会」では引き続き、犠牲者の情報提供を呼び掛けています。