委託された新型コロナウイルス対策用のマスクなどの制作費およそ1億1000万円をだまし取った疑いで経営者の女が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは大阪市西区の会社役員の女(64)です。
警察によりますと女は2020年4月、大手旅行会社が新型コロナ対策のマスクなどの企画を発注したように装ったうえで神奈川県の会社役員の男性(48)から制作を受託し、委託料およそ1億1000万円をだまし取った疑いが持たれています。
女と男性は2017年に知人を介して知り合い、これまでに数十回に及ぶ取引があり、男性はおととし4月から7月までの11回の契約でおよそ6億400万円をだまし取られたと話しているということです。
女は「大手旅行会社からの発注とすれば前金を出しやすいと思った」と容疑を認めているということです。