6434人が犠牲となった阪神淡路大震災から3日で1万日目を迎えます。兵庫県加東市では災害ボランティアについて考える講演会が開かれました。
講演会にはボランティアへの公的支援の充実を国などに求める民間団体「全国災害ボランティア支援機構」の代表理事を務める高橋守雄さんが登壇しました。
「ひょうごボランタリープラザ」で所長を務め、東日本大震災の被災地に延べ1万5000人のボランティアを送り出すなど被災地支援に力を注いできた高橋さん。
阪神・淡路大震災が自らの活動の原点だと当時を振り返り、「1万日という年月は自身がボランティアに携わった時間」だと語りました。
また、災害ボランティアへの支援不足やコロナ禍による人材確保の難しさといった現状も伝えられました。
高橋さんはこれからも、災害ボランティアへの支援制度が整備されるよう、広く訴えていきたいとしています。