病気や障害がある家族を日常的に世話する若者いわゆる「ヤングケアラー」を支援しようと、兵庫県が専用の相談窓口を設置し、1日、開所式を行いました。
県として初めてとなる「ヤングケアラー」に特化した相談窓口は、県の社会福祉士会に開設され、1日の開所式では斎藤知事らが「ヤングケアラー・若者ケアラー相談窓口」と書かれた看板を設置しました。
親の介護などにより学業や就職に支障をきたしているヤングケアラーの支援は社会的な課題となっていて、県が設置した検討委員会は3月、相談窓口の開設や情報交換の場を設けるなどの支援策を知事に提言していました。
県が設置した相談窓口では、社会福祉士が対応にあたり、福祉サービスや行政機関につなげるなどして県内の「ヤングケアラー」の実態把握に努めるということです。
相談は電話やメール、それにLINEで受け付けていて、周囲への啓発活動の取り組みも進めていくとしています。