【阪神】真弓・岡田両氏、「2点取れば勝てる」

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  • サンテレビ ボックス席 (左)真弓明信氏、(右)岡田彰布氏/阪神甲子園球場

◾️阪神0-2西武 /5月31日

西武は、山川の甲子園初ホームラン(17号ソロ)などの2点を守り切った。ホームベースが遠い阪神は13度目の完封負け。

◾️阪神の浮上は?

(5月31日の解説は、ともに日本一メンバーで、ともに阪神監督を務めた真弓明信・岡田彰布の両氏。
セ最下位、借金12の阪神の現状をどう見るか)

真弓氏:ここまで交流戦は3勝3敗。まあまあなので、そろそろ借金を減らしたい。貯金を作って交流戦を終わりたい。

岡田氏:(借金を)ヒトけたにしないといけないね、まずね。

真弓氏:とにかくチームの状態を上げていくのが先決ですね。

◾️交流戦の戦い方

(岡田氏が監督2年目の2005年にセパ交流戦が始まった)

岡田氏:当時は36試合あった。(同じリーグの中で)ものすごい差が開くでしょう。なんとか5割でいけば、というのがあった。

(真弓氏が監督在任中の2009〜2011年は24試合)

真弓氏:1カード2試合で余裕があったから、エース級が2人来られると分がなかった。交流戦はツキ(の要素)もあった。

◾️点取ろうとするからアカン

(阪神0-1の5回。阪神無死1塁で、7番小野寺はバントの構えを取らない)

岡田氏:バントでもいいと思うんだけどねえ。ここで点を取ろうと思うからアカン。ここは9番まで回す回でいい。そうすると6回は1番から始まる。小野寺はヒット打つかもしれないが、確率的に…(期待できない)。この回は0点でもいい。

(小野寺は強攻して遊ゴロ併殺)

岡田氏:だから、これが一番、ダメなんよねえ。(次の8番)坂本で終わったら、(6回は)ピッチャーからになる。

◾️代えた意味がない

(0-1のまま迎えた8回。西武は一死1塁で右の代打・中村が登場。阪神ベンチは左腕の岩貞に代えて右腕の加治屋をマウンドに送った。

加治屋は中村を三振に打ち取ったが、続く山川を歩かせた。バッターは左打ちの森)

岡田氏:(加治屋を)代えないんだ、(左腕の)渡辺に。

(加治屋は森にタイムリーを打たれ0-2に)

岡田氏:岩貞を(加治屋に)代えるんやったら、ここも(左投手に)代えとかなアカンよね。中村の時に右に代えた意味がないよね。絶対、森には代打なんか出さないんやからね。

◾️5月の阪神防御率は1点台

(試合が終わって)

岡田氏:1カ月で2点取られてないということでしょう。

真弓氏:計算上、(阪神は)2点取ったら勝てる。

岡田氏:2点でいいんですよ。

真弓氏:各バッター、タイミングが合ってない。

岡田氏:ストレートに振り負けないことですね。
・・・・・
次回のサンテレビボックス席は6月2日の阪神×西武戦。
(浮田信明)

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