生後8カ月の時に広島で被爆した女性が兵庫県宝塚市の小学校で27日、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える特別授業を行いました。
宝塚市立宝塚第一小学校で自らの体験談を語ったのは、生後8カ月の時に広島県広島市の自宅で母親とともに被爆した近藤紘子(こんどう・こうこ)さんです。
この特別授業は、6年生が6月6日に予定している広島への修学旅行に向けた事前授業で27日はおよそ180人が参加しました。
近藤さんは、授業の中で原爆を投下した爆撃機で副操縦士だった男性について触れ「憎むべきは男性ではなく戦争そのもの」などと語り、核兵器の恐ろしさと戦争の悲惨さを伝えていました。
小学校では、今後も子どもたちに平和の大切さを伝えていきたいとしています。