2022年05月25日(水曜日) 18:00 事件・事故

甲南小いじめ訴訟 被告の両親に55万円支払い命令

神戸市の小学校に通っていた男子児童がいじめにより、精神的苦痛を受けたとして、当時の同級生2人や学校法人などに損害賠償を求めた裁判で、神戸地裁は同級生側に合わせて55万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

この裁判は、神戸市の甲南小学校に通っていた男子児童が2015年から、繰り返しいじめを受け、精神疾患を発症して転校を余儀なくされたなどとして当時の同級生2人とその両親に対し、合わせて880万円の損害賠償を求めていたものです。

25日の判決で、神戸地裁の久保井恵子裁判長は、「精神疾患といじめ行為との間に因果関係は認められない」とした一方、「暴行は軽微と言えるものの、不登校の1つの契機になった」として、同級生側に合わせて55万円の支払いを命じました。

男子児童と両親は、学校法人と当時の担任にも合わせて880万円の損害賠償を求めていましたが、この訴えは棄却されました。

男子児童の父親は判決を受け、「甲南小学校の責任が認められなかったことは非常に残念です。子どもの心情を思うと怒りしかありません」とコメントしています。

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