多発する還付金詐欺を未然に防ごうと兵庫県警は銀行などのATMで警戒にあたる部隊を編成し、13日出発式を行いました。
兵庫県警に新たに編成されたのは、還付金詐欺被害を防ぐための警戒員18人で、13日は県警本部で出発式が行われ、桐原本部長が訓示しました。
還付金詐欺は、市役所の職員などを装って、「還付金が戻る」などとうそを言い、携帯電話で指示をしながらATMを操作させて金を振り込ませるのが特徴です。
県警によりますと、県内では特に神戸・阪神間で被害が多発していて、ことし3月末までに県内で70件の被害が確認され、去年の同じ時期に比べ30件増えたということです。
警戒員は今後、銀行や郵便局に出向き、ATMを操作しながら携帯電話で通話をしている人に声を掛けるなどして水際での対策にあたるということです。