5月12日朝、兵庫県神戸市灘区の住宅街にシカが現れ、警察も出動する騒ぎとなりました。
グラウンドに残された痕跡。 シカが現れたのは神戸市灘区烏帽子町にある公園です。
午前7時40分ごろ、地元の住民がグラウンドゴルフを楽しんでいたところ、姿を見せたということです。
目撃者「どこから来たんやろうかね。 わからんけど、来た時、そこにおってん。 私ら中でグラウンドゴルフしてたら、後ろ振り返ったら、お巡りさんもおるし、おかしいな、何かあったんかなと思ったら、シカが見つめとってんなぁ、こっち向いて」
Q.グラウンドゴルフをプレーしますか? 「もう片付けたんでできない」 「家内からシカおるでって迷ってるからどないかしたっていわれて来ただけなんですけど」 「(妻が)どっきりかけてるのかなと思ってほんまにおったら謝るわってすんませんって謝りました」
公園に迷い込んだのは、体長およそ1メートル、2歳から3歳の子どものニホンジカで、人の姿におびえる様子もなく、のんびりと過ごしていました。
シカが公園に現れてからおよそ2時間後に猟友会のメンバーや職員などでつくる神戸市の捕獲チームが到着。 逃げ出さぬよう、グラウンドの出入り口にネットが張られて…。 午前10時20分、捕獲。
シカは最初、抵抗していましたが、顔を布で覆うとおとなしくなりました。 神戸市によりますとシカが住宅街に現れるのは非常に珍しいということです。
シカは一体どこからやってきたのでしょうか。 県によりますと、今回見つかった場所の北に位置する六甲山には本来シカは生息していないはずだということです。
シカなど、鳥獣に関する相談は、各自治体の電話窓口や、警察で受け付けています。