兵庫県豊岡市内にあるコウノトリの人工巣塔で5月12日、巣立ちが近いコウノトリのひなに、但馬地域で今シーズン初めて個体識別用の足環が装着されました。
野外のコウノトリは、日本各地に現在244羽いるとされていて、30カ所以上で営巣しています。
県立コウノトリの郷公園では、血統管理のために各地で生まれたひなに足環を装着しています。
12日は、豊岡市出石町森井にある巣塔で近くの小坂小学校の児童11人が見守る中、コウノトリの郷公園の職員らがひな2羽に対して足環を取り付けていました。
今シーズン、但馬地域で誕生したひなに足環が装着されるのは初めてです。
現在、全国の人工巣塔で合わせて数十羽のひながいるとみられ、残るひなについても順次足環が装着される予定です。