コミュニケーションに障害を持つ人たちへの理解を深めてもらおうと、障害者自らが出演・制作した動画が完成し、4月30日、兵庫県西宮市で上映会が行われました。
西宮市総合福祉センターで30日、上映されたのは、障害者の日常生活や、コミュニケーションの様子を描いた動画、「えびすチャンネル」です。
この動画は、西宮市の聴覚障害者団体が企画したもので、障害者自らが出演・制作し、およそ2年半の歳月をかけて完成しました。
障害に対する理解を深めてもらおうと動画では聴覚障害者をはじめとするコミュニケーションに障害を持つ人たちが、どのように意思の伝達を行っているのかが描かれています。
NPO法人LICの橘義臣理事は「この動画を見た子どもたちが将来大きくなって福祉関係に興味を持ってもらいたい」と話しました。
制作された動画は、西宮市内の小中学校に配布され、啓発活動に役立てられるということです。