兵庫県は、県立明石公園内にある野球場について、老朽化に伴い、4月27日から、観客席の一部を使用中止にすると発表しました。
兵庫県によりますと、県立明石公園内にある明石トーカロ球場は1972年に完成し、長年、高校野球などで利用されてきましたが、老朽化に伴い、2021年12月からリニューアルに向けた調査を実施していました。
調査の結果、観客席が満席となった場合、上部の張り出した部分の強度が、基準の8割から9割程度しかないことがわかり、4月27日から当面の間、観客席の4割にあたるおよそ1800席を使用中止にするということです。
倒壊の恐れはなく、球場はこれまで通り利用できます。
県は、5月設置予定の県立公園のあり方を考える検討会の意見を踏まえ、今後の対応を検討していくとしています。