神戸市は4月14日、日本郵政が運営する有馬温泉の宿泊施設を利用した70代の男性2人がレジオネラ菌に感染し、このうち1人が肺炎で死亡したことを明らかにしました。
神戸市によりますと兵庫県内の70代の男性2人は3月18日から20日に北区有馬町の「かんぽの宿有馬」を利用し、3月下旬にレジオネラ菌に感染したことが確認されました。
2人のうち1人が肺炎で死亡し、もう1人も治療中ですが命に別状はないということです。
施設は4月1日から営業を自粛していますが、市は浴槽の循環設備などの清掃に不備があったとして14日、営業停止命令を出しました。
施設を運営していた日本郵政は14日夜会見を開き、謝罪しました。
「かんぽの宿有馬」は消毒など市の指導を受けながら浴場の営業再開を目指したいとしています。