兵庫県の斎藤知事は、鳥取県の平井知事と会議を開き、2つの県を結ぶローカル線の維持について意見を交わしました。
会議はオンラインで開かれ、ローカル線の維持や沿線地域の活性化などについて意見が交わされました。
JR西日本は4月11日、利用者が少ないローカル線の収支を発表していて、兵庫県の浜坂駅と鳥取県の鳥取駅を結ぶ山陰線の区間では、赤字額が3年間の平均で8億5000万円に上ると発表しました。
斎藤知事と平井知事は、2つの県が連携し、ローカル線の維持が必要だとして、JR西日本に対して、全国的な鉄道ネットワークの意義や地域交通の重要性に理解を求めることなどについて合意しました。
斎藤知事は、2022年夏に実施されるJRと共同の観光キャンペーンや、2025年の大阪万博に向け、沿線地域の魅力発信に力を入れていきたいとしています。