兵庫県宍粟市で、一度製造が途絶え、4年前に地元の酒蔵の手によって復活した幻の酒の蔵出し式が行われました。
蔵出し式は日本酒発祥の地とされる宍粟市の庭田神社で開かれ、福元市長や酒蔵関係者たちが出席しました。
完成したのは地酒「三笑」で、物事に熱中するあまりほかのことを忘れてしまうという中国の故事「虎渓三笑」にちなんで名づけられています。
「三笑」は、宍粟市の酒蔵によって1830年から造られましたが、1977年に製造が終了し、幻の酒となっていました。
4年前、地元を盛り上げようと、老松酒造と山陽盃酒造が復活させ、宍粟市の酒米・兵庫夢錦を使い、純米吟醸と生もと純米に仕上げました。
「三笑」は、市内限定で販売され、日本酒発祥の町をアピールしていきます。