■V1V2入れ替え戦
姫路3-1群馬銀行/4月9日
姫路3-2群馬銀行/4月10日
女子バレーボールVリーグ1部(V1)11位のヴィクトリーナ姫路は、V2・2位の群馬銀行と入れ替え戦を行い、2勝してV1残留を決めた。
姫路は第1戦の第1セットを落とすなど苦しいスタートだったが、主砲セレステ・プラクや内定選手の古市梨乃らの攻撃で第1戦に勝利。
第2戦で2セットを連取した時点で残留を決めた。
貞包里穂キャプテンは「群馬銀行さんの粘りに押されたが、みんなの勝ちたいという思いがプレーに現れた」と語った。
■今季も粘りを発揮
今季の姫路は、現役オランダ代表のプラクがリーグ3位の総得点666と活躍した一方、主力の荒谷栞や松本愛希穂らをケガで欠いて勝星が伸びず、昨季の10位から1ランク後退した。
姫路の通算セット数は135を数え(1試合平均4.09セット)、2年連続でリーグ1位を記録。
今季も”粘る姫路”は健在だったが、フルセットでの敗戦が6試合あり、最後の1点をどう取り切るか課題も残された。
■チーム初の代表誕生へ
日本バレーボール協会は3月31日、2022年度の女子日本代表登録選手39人を発表した。
ヴィクトリーナ姫路からチーム創設以来初めて、リベロの花井萌里(日本体育大 24歳)とミドルブロッカーの佐々木千紘(東京女子体育大 24歳)が選ばれた。ともに今季はレギュラーとしてフル出場し、チームに貢献した。
39人から随時選抜されたメンバーが今年の女子世界選手権などに出場する。
姫路は「(2人は)今後最終的に各大会のメンバーに選ばれるようさらに精進してくれるものと大いに期待しております」とコメントを出した。
(浮田信明)