災害ボランティアの活動を支援する県の外郭団体の元所長の男性が、ボランティアへの公的支援の充実を国や都道府県に求める民間団体を立ち上げました。
新たに設立されたのは「全国災害ボランティア支援機構」で、代表理事には、ボランティア活動を支援する「ひょうごボランタリープラザ」の所長を2022年3月に退任した高橋守雄さんが着任しました。
高橋さんはこれまでに、東日本大震災の被災地にのべ1万5000人のボランティアを送り出し、自身も現地に何度も足を運んできました。
高橋さんは、兵庫県や長野県で実施されている、災害ボランティアに対する交通費や宿泊費の助成制度がほかの都道府県にも必要だとして、団体として国などに求めていくということです。
団体では今後、ボランティアに訪れた大学生たちへの単位認定制度の促進についても訴えたいとしています。