兵庫県尼崎市で神戸山口組の幹部を射殺したとして、殺人などの罪に問われた山口組系元組員の男の裁判で、最高裁は被告の上告を棄却する決定をしました。
この事件は2019年11月、尼崎市で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の幹部が自動小銃で射殺されたもので、対立する山口組系の元組員・安東久徳被告が殺人などの罪に問われていました。
一審の神戸地裁は安東被告に無期懲役判決を言い渡し、二審の大阪高裁もこれを支持していました。
弁護側は「有期刑が相当」として上告していましたが、最高裁は4月6日、被告の上告を棄却する決定をし、これで求刑通りの無期懲役判決が確定します。