南あわじ市の女性 留学先ウクライナへの思いを語る

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南あわじ市に住む山本春姫さんは、バレエを学ぶためウクライナに留学していましたが、ロシアの侵攻により2月に帰国しました。連日伝えられる変わり果てた町の様子を見て今の心境を話してくれました。

(山本さん)
私の知っている町並みもたくさんあったので、ここ知ってるとか学校の近所やんとかみたいながあったので、やはりそういうところが誰もいないとか、ボロボロになっているとかみたら、信じられないというか本当に起こっているのかというか…。

南あわじ市に住む山本春姫さんは、3歳からクラシックバレエを始め2019年にウクライナへ留学。 3年の期限付きで首都キーウの学校でバレエを学んでいました。

(山本さん)
(留学当時は)普通に平和で町並みもきれいなので。歴史的な建物もあってすごくきれいなんですよ。

ロシアが侵攻する前のキーウでは平和な日常が続いていたと話します。

(山本さん)
ウクライナは、全然平和な落ち着いた雰囲気だったので。ウクライナ人たちも、そんなん始まらんやろとか、戦争始まらんやろみたいな感じで、全然気にしなかったので。

学校には山本さんのほか埼玉や大阪からの日本人留学生10人ほどがいましたが、1月には日本大使館からキーウを離れるようにと連絡がありました。

(山本さん)
3年前に留学して、ことしの夏であと半年で卒業だったんですよ。今帰ってしまうと卒業試験も受けられないし、卒業できないし、資格ももらえないし。
向こうにいる日本人の人たちともすごく話し合って、仕方なく帰ったという感じです。

帰国後、連日報道されるキーウやウクライナの状況。 山本さんは、現地の先生たちとメールで連絡を取り合いながら戦争の終結を願っています。

(山本さん)
今はみんな避難ができているみたいです。違う国にポーランドとかにみんな避難しているみたいで。
でも男の人は残らないといけないので、私の先生にも男の人はいるのですが、その人は、ウクライナに残っています。
ウクライナは、私の思い出の詰まった国で、もう一回向こうで暮らしたいなというのがあって…早く戦争が終わってほしいなと思います。

山本さんは、4月10日に富山県砺波市で企画されているチャリティーコンサートに出演する予定で、 今後も現地の人の無事を祈りながらウクライナの為に活動していきたいということです。

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