2022年04月05日(火曜日) 17:52 新型コロナ

5~11歳の新型コロナワクチン接種開始から1カ月 兵庫県内の接種率は4.26%

新型コロナワクチンの5歳から11歳の接種が本格的にスタートして1カ月。兵庫県内で1回目の接種を受けた子どもは全体の4・26パーセントであることが分かりました。

4月3日までに入力されたVRS・ワクチン接種記録システムによりますと、1回目のワクチン接種を終えた5歳から11歳の子どもは、全国およそ741万人のうち53万3629人で全体のおよそ7・20パーセント。兵庫県内では、およそ33万人のうち1万4147人で接種率は、4・26パーセントだったことが分かりました。

5歳から11歳のワクチン接種の現状について、神戸市中央区のみなと元町小児科の大内勇児院長に話を聞きました。

(大内院長)
5~11歳の子どもは、ご家族がかかりつけの先生とよく相談のうえで接種されている方が多い印象。
家族(きょうだいや上の子)が接種されている方で、納得されて接種されている方に関しては「下の子もお願いします」と接種していることが多いかなと思います。
(保護者から)「副反応の違いは?」とよく聞かれるが、当院でもすでに1・2回目接種されている方がいて、大人の接種した方と比べても特に違いは見られないと思っています。

県内では、第6波と見られる去年12月20日から4月4日までに、およそ26万人が新型コロナウイルスに感染し、このうち10歳未満の感染は、全体の16パーセントにあたるおよそ4万2000人でした。

感染者が急増すると小児でも一定数は重症化します。オミクロン株に対するワクチンの感染予防効果は、デルタ株に比べと著しく低下すると言われていますが、発症予防と重症化予防は期待できるという利点があります。一方で、様々な副反応やごくまれでも心筋炎や心膜炎のリスクがあります。他の年齢では、長期的な症状を訴えている人もいます。

5歳から11歳の接種は努力義務ではありません。利点とリスク、両方を考えて家族やかかりつけ医と相談して判断してください。

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