神戸・三宮の地下街「さんちか」の1番街・2番街が、再整備工事のため4月1日から3年間の休業に入ります。
「さんちか」は1965年にオープン。 JRや阪急など6つの駅をつなぎ、1日の通行者数は、およそ15万人に上りますが、三宮再整備の一環で1、2番街が4月1日から3年間の休業に入ります。
1、2番街では29店舗が営業していましたが、4月以降は13店舗が別のエリアに移転、残りの16店舗は撤退や廃業を決めました。
営業最終日の3月31日は、閉店を惜しむ、多くの客でにぎわっていました。
閉店する「靴の中川屋」藤本博一さん「57年間うちの店をかわいがってもらってここまで続いたのはお客さんあってのこと本当に感謝しますありがとうございました。」
このエリアの休業とともに、「さんちか」内にあるラジオ関西のサテライトスタジオも55年の歴史に幕を下ろします。
サテライトスタジオは、「サテスタ」の愛称で市民から親しまれ、多くのアーティストや著名人が出演してきました。
パーソナリティ「さんちかにありますラジオ関西サテライトスタジオから最後の生放送をお送りしますきょうは本当にありがとうございました。」
「さんちか」を管理・運営する「神戸地下街」によりますと、1、2番街の再整備工事は、大阪・関西万博を見据え、2025年に完了する予定だということです。