接種後の健康被害や長期間の体調不良、ワクチン後遺症を訴える患者の声が相次ぐ
厚生労働省は、新型コロナワクチンの接種後、長期間の体調不良を訴える患者が必要な医療機関を受診できるよう
全国の都道府県に求めました。
【厚労省の通知】遷延(せんえん)する症状を訴える方に対応する診療体制の構築について
厚生労働省は3月24日、全国の都道府県に対し新型コロナワクチンを接種後、長期間にわたる体調不良に悩む患者のため、相談窓口を整えること。因果関係の有無にかかわらず受診できる医療体制を整えて、情報を周知するよう求める通知を出しました。
通知を受けた兵庫県は
兵庫県ワクチン対策課 田所昌也課長
「まずは地域の医療機関、接種された医療機関、かかりつけ医に受診していただくのが基本になる。その中で医師の先生方が専門の先生に相談したい時に相談できる医療機関を確保させていただいている」
「一時的な副反応ではない」ワクチン後遺症を訴える人たちの患者会
一方、尼崎市では、3月25日、ワクチンの後遺症を訴える人たちの集会が開かれ、患者や家族ら約50人が意見を交わしました。
1カ月間歩行困難 、3カ月間続く高熱… 総合病院での検査は「異常なし」
西宮市在住の45歳の男性は、(2022年7~8月)ファイザー製のワクチンを接種後、1カ月間歩行が困難になったほか
高熱が3カ月間続いたということです。
しかし、男性は県内2カ所の総合病院でMRIやCT、それに血液検査などを行うも異常はないと診断されたそうです。
(PCR検査も陰性)
接種後の体調不良を訴える男性
「(病院も)どこに行けばいいか分からないし、何も見えていない状態の中でSNSなどで情報があるが何が正しい情報か分からない。(後遺症の)専門医に診ていただきたい」
長期間の体調不良 兵庫県は専門の窓口は設けず既存の窓口で
兵庫県は、長期間の体調不良を訴える患者に対しても現在設置している副反応の電話窓口で相談に応じるということです。
【兵庫県新型コロナワクチン専門相談窓口】
0570-006-733
平日・土日祝 午前9時~午後9時