神戸大が「動かないと筋肉が減少するメカニズム」を解明

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神戸大学は、運動しないと筋肉の量が減少するメカニズムを世界で初めて解明したと発表しました。 これまで、体を動かさないと筋肉の量が減るということは知られていましたが、そのメカニズムについては明らかになっていませんでした。

神戸大学大学院の小川渉教授の研究グループは、動物の筋肉内のカルシウム濃度の変化を観察する方法を開発。 マウスや実際に骨折した人の細胞を調べて、筋肉を動かさないとカルシウム濃度が低くなり、筋肉を減らす引き金になることを発見したほか、筋肉内の3種類のタンパクが筋肉を減らす働きをすることなどを突き止めました。

研究グループは今回の研究成果により、今後入院中の高齢者の筋力低下の改善や、治療薬の開発が期待できるとしています。

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