姫路市に本社を置く貨幣処理機大手のグローリーは、子会社の元社員が売上金など総額およそ21億円を横領していたと発表しました。
グローリーによりますと、横領していたのは大阪市にあるコインロッカー販売の子会社グローリーサービスの元社員です。
調査報告書によりますと、元社員は2009年から2022年2月までのおよそ13年間で社内の売上金や保険料などの現金を金庫から抜き取るほか、会社の資金を自分の銀行口座へ移し替えるなどし、総額およそ21億5500万円を横領したということです。
このうち、およそ17億円は競馬の馬券購入に使い、そのほかは飲食や遊興費に充てていました。元社員は2005年に中途入社し、総務課で経理を担当していて、社内調査に対し横領を認めているということです。
グローリーは3月11日付で元社員を懲戒解雇していて、できるだけ早い時期に刑事告訴するとしています。