神戸の老舗酒蔵菊正宗酒造が手掛ける日本酒と酒器がテーマの展示館が完成し、4月のオープンを前に内覧会が開かれました。
兵庫県神戸市東灘区の菊正宗酒造の「盃展示館」では菊正宗が所有する酒器にまつわるコレクション400点を展示しています。
酒造りの歴史と器の変遷がテーマで、4世紀ごろは大きかった器が、技術が向上し、アルコール度数の高いお酒が作られるようになると、器が小さく変化していることを知ることができます。
また江戸時代には焼き魚を酒に浸したり、囲炉裏の灰に刺して熱燗にする器やおたふくが描かれるなど、形に趣向が凝らされて味や楽しさを追及する器が誕生します。
菊正宗酒造の嘉納社長は「海外の観光客誘致につなげ日本の素晴らしさを感じてもらおうと発信拠点の強化をしようというものです」と話しました。
菊正宗酒造の「盃展示館」は4月上旬にオープンする予定です。