海上自衛隊の最大級潜水艦「たいげい」引き渡し

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「大きな鯨」が名称の由来となっている海上自衛隊の新型の潜水艦「たいげい」の引き渡し式が9日、神戸市内で開かれました。
海上自衛隊によりますと、潜水艦「たいげい」は、基準排水量3000トンで、全長84メートル、幅9.1メートル、リチウムイオン電池を搭載し、長時間の航行が可能な最新鋭の潜水艦で、建造費は、およそ800億円です。

建造した三菱重工業神戸造船所で行われた引き渡し式には、関係者らおよそ150人が出席し、中曽根康隆防衛政務官が乗組員たちとともに「たいげい」に乗り込み、自衛隊の旗を掲げました。「大きな鯨」を意味する「たいげい」は、自衛隊が保有する潜水艦の中でも最大級で、静かに移動する能力が上がり、これまでと比べ、探知されにくくなったということです。また女性の乗員が勤務できるように専用区画も設けられました。

神戸造船所が送り出した潜水艦は、「たいげい」が戦後29隻目で、神戸港を出港した後、神奈川県の横須賀基地に配備され、日本周辺の警戒監視に当たります。

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