世界文化遺産・国宝姫路城の特別公開が3月から始まり、城の防御の要として中心的な役割を果たしてきた「トの櫓」が初めて公開されています。
今回初めて内部が公開されたのは城の東側に位置する「トの櫓」で、城内に侵入した敵の兵を射撃するために室内の東側と南側に格子戸が作られているのが特徴です。
また櫓の横には城の中で唯一白い漆喰が塗られていない「との一門」と呼ばれる門があり、門から攻め入った敵の勢いを落とすため急な階段などが設けられています。
戦に備えた当時の城のつくりを知ることのできるこの道は平成の大修理をきっかけに10年以上閉鎖されていましたが、久々の公開となりました。
姫路城の特別公開は3月21日まで開催されます。