2022年03月04日(金曜日) 12:37 事件・事故

高齢者住宅の虐待映像を消去 施設経営者らに罰金刑

明石市の高齢者施設で起きた暴行事件の映像を故意に消したとして、証拠隠滅の罪に問われた施設経営の男ら2人に対し、神戸地裁明石支部は罰金刑を言い渡しました。

明石市の高齢者施設の経営者と施設長は、2020年に当時職員だった女が男性入居者をたたくなどした暴行事件を巡り、故意にパソコン上のデータを消したとして証拠隠滅の罪に問われていました。これまでの裁判で2人は「元データは保存されている」として無罪を主張していました。

3月4日の公判で神戸地裁明石支部の太田敬司裁判官は「提出を求められその日のうちに削除した犯行は悪質で、警察に元データの存在も明かしていなかった」としたうえで、「警察がデータを復元したことから捜査に及ぼした影響は大きくなかった」として、犯行を主導した経営者に罰金30万円、施設長に罰金20万円の判決を言い渡しました。

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