2022年03月02日(水曜日) 18:25 地域・まち

フードロスをなくすアイデアで、看板商品に

本来食べられるのに、捨てられてしまう食品のことを指す「フードロス」。
様々な食品メーカーや飲食店がフードロスをなくす取り組みを行っていますが、明石のあるパン屋さんが、フードロスを救う新たな商品を開発しました。

明石銀座通りにお店を構える「パン&デリ・デマージ」。
できて3年半たつパン屋さんです。
フードロスをなくそうと、こちらのお店で開発した商品が…。
ケーキです。

そう実はこちらのケーキ、
クロワッサンのデニッシュ生地の切れ端部分を再利用。
リンゴとサクランボと合わせて、デニッシュケーキに仕上げました。
デニッシュ自体は元々バターを一つ一つ織り込んで伸ばしてたたんでを手織りでやってきた。どうしても三角にしたりとか、四角に綺麗に成形しようとすると、端っこが残ってしまう。やっぱりどうしても廃棄せざるを得ない。ものすごく心が痛かったので、何か違うものにできないかなと頭の中にずっとあって、今回たまたま生まれてきた。

商品化までに5、6か月の、試行錯誤を重ねたデニッシュ生地を使ったケーキ。
また使われているのは切れ端部分だけではなく…。

これが完成した時に必ず焼き加減を見ますので、割ってしまったものは販売できないので、廃棄しちゃうことになってしますので。

全く作業工程を知らない販売のもの食べてもらった時に、「これ何でできているんですか?」という返答がきた。「実はこれデニッシュ生地なんよ」って言ったら「えー!」っていう反応がすごく気持ちよかったです。もう「よっしゃ」と思いましたね。

ちなみに誕生したケーキは2つ。
リンゴを使ったケーキはラムレーズンを混ぜた、「タルトタタン風デニッシュケーキ」。
そして酸味のきいたサクランボを使った、「サワーチェリープディングデニッシュチーズケーキ」です。

「冷たいままでもおいしいし、常温に戻してもおいしいしリピーターの方がすごく多かった」
フードロスを救うアイデア。
おいしくアレンジされたケーキは、今後お店の看板商品へとなっていくでしょう。

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