亀高文子記念赤そう社賞 第一線で活躍する女性洋画家に

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第一線で活躍する女性洋画家に贈られる「亀高文子記念赤そう社賞」の贈呈式が3月1日、神戸市内で開かれました。

赤そう社賞は、明治から昭和にかけて女流画家として活躍した兵庫県文化賞受賞者亀高文子さんの遺族の寄付をもとに、亀高さんが創立した赤そう社女子洋画研究所にちなんで名づけられました。

贈呈式は兵庫県民会館で行われ、尼崎市出身で京都市立芸術大学の学長を務める美術作家・赤松玉女さんに表彰状が贈られました。

赤松さんは、人間存在の「つかみどころのなさ」を形態のゆがみや絵の具のにじみなどで描き出し、見る者に様々な感情を抱かせたほか、長年にわたり後進の育成に尽力したことが評価されました。

美術作家の赤松玉女さんは「テーマとして人間、女性の姿を借りて人間の本質的なところや移り変わる心のあやを写し取るような作品を作ってきた。もっと皆さんに見ていただけるようないいものを作っていこうと思っている」と受賞の喜びを語りました。

また、兵庫県域で優れた音楽活動を行い、将来の活躍が期待され新進の音楽家を奨励する「坂井時忠音楽賞」には、神戸市在住のビオラ奏者杉田恵理さんが選ばれました。

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