約600年の歴史を持つ丹波市の伝統行事「鬼こそ」が2月11日2年ぶりに行われ、鬼たちが五穀豊穣や無病息災を祈りながら寺の境内を練り歩きました。
丹波市常勝寺で行われた「鬼こそ」は約600年前、寺の開祖・法道仙人が改心させた鬼が、災厄から村人を守るようになったことから始まった伝統行事です。
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった2022年は地元の小学生藤本隼颯君(9)が法道仙人役を務め、鬼たちは五穀豊穣や無病息災を祈りながら境内を練り歩きました。
また、ご利益があるとされるたいまつが投げられると参拝者たちは大人も子どもも入り乱れて取り合っていました。
持ち帰られたたいまつは、家の玄関や仏壇に1年間飾られるということです。