兵庫県神河町では、コープこうべと障害者の就労支援を行う事業所が連携して、宅配を通じた地域の高齢者の見守り活動が始まりました。
タッグを組んだのは、食料品などの商品を届けるコープこうべと、兵庫県神河町の社会福祉協議会が運営する障害者の福祉作業所「ひと花」です。
コープこうべによりますと、神河町とまちづくりや地域の課題について話し合う中で、一人暮らしの高齢者が多い現状や「ひと花」に通所する利用者の働く場の少なさが課題としてあがったということです。
コープこうべでは、組合員の自宅に週に一度宅配していますが、「ひと花」が配達の一部を担うことで、高齢者の見守りが可能となり、さらに障害者の働く場の創出にもつながります。
商品は一度「ひと花」に届けられたのち、利用者たちの手によって高齢者の自宅へ配達されます。 高齢者は商品代とは別に週に200円を支払い、それが「ひと花」の収入になります。
現在は週に5人ほどの組合員が「ひと花」を通じた宅配を利用しているということです。