神戸トラック転落事故初公判 運送会社元所長は無罪主張

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2019年、神戸市灘区の川にトラックが転落し運転手や歩行者ら9人が死傷した事故で、車両の整備を怠ったなどとして業務上過失致死傷の罪に問われている運送会社元所長の初公判が開かれ、元所長は起訴内容を否認しました。

運送会社「サンサービス」の元所長は、2019年9月、神戸市灘区の川に暴走したトラックが転落し運転手ら9人が死傷した事故で、事故の1カ月前に運転手からエアーブレーキの異常の報告を受けていたにもかかわらず、車両の整備を怠ったうえ運転手に運行を指示したなどとして業務上過失致死傷の罪に問われています。

2月3日、神戸地裁で開かれた初公判で元所長は、「事故の6日前にトラックを使用したが問題なかった」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

冒頭陳述で検察側は、エアブレーキの異常について点検や整備をしなかったことを指摘。一方、弁護側は事故の原因は運転手がフットブレーキを多用したため生じたフェード現象によるもので、事故を予見できなかったと主張しました。

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