淡路市で去年9月、男女3人が死亡した水上バイクの事故などを受け兵庫県は、危険行為の罰則強化を含め、早ければ来年夏までに条例を改正する考えを示しました。
県がまとめたのは水上バイクの危険行為について最大20万円とする罰金の上限を引き上げることや、酒を飲んでの操縦について新たに罰則を設けることを盛り込んだ条例改正案です。早ければ6月議会に提出し、来年夏の公布を目指します。
去年9月、淡路市で水上バイクが消波ブロックに衝突し、男女3人が命を落とした事故を受け、県は海上保安庁や国土交通省など関係機関と対策会議を重ねてきました。
県は条例改正のほか、全国で初めて県内の海域すべてを対象とした独自ルールも設けます。
沿岸から100メートル以内の区域では、時速8キロメートル以下で航行することや、遊泳者との距離を100メートル以上とることを求めるとしています。